横浜市中区の治安は悪い?住むときの安全性

横浜市中区の治安

日本の歴史と文化を象徴する都市の一つである『横浜』。
その中心とも言えるのが「横浜市中区」です。


観光スポットや商業地区、歴史的な名所が多数存在するエリアである横浜市中区ですが、気になるのはその治安や住み心地ですね。
今回はクレアールが拠点を構える横浜市中区の魅力や、生活環境について深掘りしてみましょう。

 

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気になる横浜市中区の治安について

結論から述べると、横浜市中区の治安は場所によるところが大きいです。
一般的な不動産会社としてベストなのは「安全な土地ですよ」とお伝えすることかもしれませんが、正直な観点から言うと場所によって治安が大きく左右される土地であり、見知らぬ人が初めて住み始めるには場所選びが非常に重要だといえます。


具体的な懸念点としては以下の3つです。

・粗暴犯による事件発生率の高さ
・風俗店や水商売の多さ
・日本3大ドヤ街「寿町」の存在

 

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粗暴犯による事件発生率の高さ

まず、横浜市中区には以下の警察署が点在しています。

 

・加賀町署
・山手署
・伊勢佐木署
・横浜水上署

 

このうち伊勢佐木署の管轄地域である伊勢佐木町・関内エリアにおいては、粗暴犯による事件発生率が139件と横浜市内で2番目に高いです。※令和4年度時点
1位が利用者数が多い横浜駅の近くにある戸部署(159件)であり、さらに数値的には僅差であることを考えると、利用者の母数に対する発生率という点では非常に高いといえます。


また犯罪総数で見ても、伊勢佐木町エリアの発生数は横浜市内の平均よりも上であるため、治安が良いとはいえない土地です。


しかし一方で、中華街近くにある加賀町署や、景観が良くファミリー層も多く住む山手エリアの山手署など、その他3箇所の警察署については犯罪発生数が市内で見ても非常に低くなっています。
そのため、繁華街があるエリア付近は治安が悪いという、多くの地域に当てはまる一般的な傾向にあるといえるでしょう。

 

横浜市中区エリアに住む際の、場所選びの大切さがわかりますね。

 

出典:令和4年版 横浜市統計書 第17章 司法及び治安

風俗店や水商売の多さ

上記でも紹介した伊勢佐木町や関内エリアには、風俗店や水商売のお店が多く存在しています。
街中でキャバクラやホストクラブのキャッチの人に声をかけられることもありますし、見ないようにしていてもそういったお店の看板が目につくこともあるでしょう。


東京の歌舞伎町に近い雰囲気があるため、そういった空気感に慣れていない人や、多感な時期のお子さんを連れて出歩くことが多い人には、中々住みづらい地域かもしれません。
しかし、こちらもエリアの選定を慎重に行なえばカバーできる部分なので、もし心配な場合は地域に根付いた不動産会社にぜひご相談くださいませ。

日本3大ドヤ街「寿町」の存在

最後に、日本3大ドヤ街「寿町」の存在です。
東京にある山谷、大阪にある西成に並んで治安が良くないとされる街の一つであり、町内や周辺区域の治安には懸念が残るでしょう。

 

今でこそ綺麗になってきていますが、一時期は日雇いの方々が溢れていて、それに伴い路上のごみなどが目立っていたことも…
当たり屋の存在もあって、地元の人は車でその地域を通らないという暗黙の了解もあったほどでした。

 

繰り返しになりますが、今は昔に比べて非常に綺麗になっています。
ただし、一般的な住宅街に比べるとどうしても昔の名残が残っているところもあるため、近隣に住む場合は少し留意する必要があるでしょう。

 

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そもそも横浜市中区はどんな町?特徴を紹介

横浜市中区という町の大きな特徴として、以下の6つが挙げられます。

 

・古くからの歴史と文化の融合地
・市内でも最先端の都市開発地域
・各方面への交通のアクセス抜群
・近隣区域に比べて豊富な不動産情報
・横浜市における観光の中心地
・各行政機関が集合した土地

 

1. 古くからの歴史と文化の融合地
横浜市中区は、江戸時代から続く歴史ある街です。
1859年の横浜開港以降、日本と外国の交流の場として急速に発展したこの街。
明治時代には横浜港を通じて、様々な文化や食べ物が全国へ伝わりました。


今でも多くの「発祥の地」記念碑や案内板が設置されており、まさに長い歴史と豊かな文化が融合している地域だといえます。
とくに山下町や元町といったエリアは、古き良き日本の雰囲気と開国当初の西洋文化が混ざり合っており、歴史好きにはたまらないスポットが多いです。

 

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2. 市内でも最先端の都市開発地域
鉾浜市中区にはみなとみらいや関内など、横浜でもとくに発展が著しいエリアが密集しています。
高層ビルが立ち並ぶ現代的な風景の中にも歴史的な建物や公園が散在し、新旧の調和が楽しめるでしょう。


近代的なビル群と歴史的な建造物が共存し、オフィスビルも多々建設されているため、観光客だけでなくビジネスマンも多く訪れる場所となっています。
商業施設やカフェ、レストランなどが点在しているので、昼夜問わず活気ある日常が感じられる街です。

 

3. 各方面への交通のアクセス抜群
横浜市中区には横浜駅を中心に多くの交通路線が通っており、都心へのアクセスも良好。
市内各地への移動もスムーズに行えるため、利便性抜群の街です。


たとえば元町中華街駅にはみなとみらい線が通っており、東急東横線に直結しているため渋谷などの都心部に出やすく都内で働く人にもおすすめ。
関内や桜木町に通っている京浜東北線に乗れば、東京や赤羽などのオフィス街にもカンタンに移動できます。
交通の便に優れた地域なので、どういった生活を送っている人にも適しているでしょう。

 

4. 近隣区域に比べて豊富な不動産情報
横浜市中区は新築から中古、賃貸物件から売買物件まで多岐にわたる不動産情報が揃っています。
とくにベイエリアと呼ばれる海が近い地域は人気が高く、多くの不動産会社がこぞって不動産情報を集めているため、希望の物件が見つかりやすいかもしれません。

 

5. 横浜市における観光の中心地
横浜市中区は観光の中心としても知られており、1年を通して多くの観光客で賑わっています。
とくに赤レンガ倉庫や山下公園など、歴史的な観光スポットが集まっているのが大きな特徴です。


それ以外にも港の見える丘公園や横浜スタジアムなど、観光スポットの数を上げればきりがありません。
そういったスポットの中で生活することで、特別感に溢れた日常生活を送れるでしょう。

 

6. 各行政機関が集合した土地
横浜市中区には、神奈川県庁や横浜市役所などの主要な行政機関が位置しています。
とくに関内地区は、横浜港開港以来の歴史的な中心市街地として、現在も行政の中心としての役割を果たしています


そのため役所での手続きなどが行いやすく、多くの人が居住や生活にまつわる申請をしやすくなっています。

 

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【まとめ】横浜市中区の治安は場所と許容範囲次第

横浜市中区の治安は、中区の場所によるところが大きいです。
よって居住する際の安全性についても、地域性に依存すると考えたほうがいいでしょう。
もちろん、人それぞれの育ちや価値観によって治安に対する許容範囲も変わるかと思いますので、自分が問題ないと感じるエリアを選ぶことが重要です。


ネットで調べるとどの地域が危ないのか治安情報がわかりますが、実際にその近くの詳細な状況については近隣情報に詳しい不動産会社に聞くのが一番でしょう。
横浜市中区で物件や土地をお探しの方は、ぜひクレアールにお声掛けください!