家を買ったほうがいい人の特徴&パターン!

家を買ったほうがいい人の特徴&パターン

不動産営業をしていると、賃貸住宅を探しに来たお客様に対して「この方には購入もおすすめしたほうがいいな」と感じる瞬間が多々あります。

そして実際にお客様におすすめすると思った通り気に入っていただけて、「色々考えて購入にしてよかったです!」と嬉しいお言葉をいただくことも。

 

そのように、ご自身に購入はまだ早い・適していないと考えていても、詳しく知ってみると購入のほうが適しているパターンは少なからず存在します。

今回は弊社が、賃貸でなく購入すべきだと感じるお客様の特徴や状況について解説します。

家を賃貸でなく購入すべき人の特徴5選

まずは、賃貸でなく住宅を購入すべき人の特徴を紹介します。

大まかな判断ポイントとしては、以下の5つです。

 

1. 安定した収入源がある人

2. 長期的な計画やビジョンが明確な人

3. 資産を形成・増やしたいと考える人

4. 遠くない未来に広い住宅が必要になることが明確な人

5. 月々の家賃を少しでも安くしたい人

安定した収入源がある人

購入すべき人の特徴ですが、まず大前提として安定した収入源を確保していることが挙げられます。

住宅ローンを組む場合、審査のためには安定した収入を得ていることを証明しなければいけません。

 

安定した職を持ち、今後の収入に確信がある場合、はじめて購入を検討できます。

一方で、貯金はあるに越したことはありませんが、住宅ローンを組むうえで無理のない範囲内であれば貯金や頭金なしでも問題ありません。

 

返済計画に無理がないこと(信用)さえアピールできればいいので、むしろ多く貯金がない状況でも年齢を考慮して購入をしたほうがいいパターンもあるのです。

住宅ローンは多くの場合35年で組むので、定年退職を考えると少しでも早く検討すべきだといえます。

 

安定した収入を得ていて、この後出てくる特徴に適合する場合は、購入を検討してみてください。

長期的な計画やビジョンが明確な人

住宅購入は長期的なコミットメントを必要とします。

自分の人生設計やキャリア、家族計画など、将来にわたってのビジョンを明確に持っている人は、住宅購入に適していると言えます。

 

逆に引っ越しや転職を繰り返していて、職場や居住地がよく変わるという人には購入を進めることは少ないです。

ただし、今はまだ明確でなくとも、住宅の購入をきっかけにそういったライフプランを整えていきたいという場合には、購入を検討してみていいでしょう。

資産を形成・増やしたいと考える人

よく賃貸のデメリットとしていわれるのが、家賃や管理費が掛け捨てであるということです。

もちろん賃貸住宅は転居が容易にできるなどのメリットがあり、一概に購入と比較できるものではありませんが、資産が残るという点では購入のほうがたしかに適しています。

 

とくに不動産は読んで字のごとく、「安定した不動の資産」と考えられるもの。

賃貸よりも長期的な視点での資産増加を期待している人には、住宅の購入が適しているでしょう。

遠くない未来に広い住宅が必要になることが明確な人

お問い合わせをいただくお客様のなかには、遠距離恋愛から同棲を始める方々や、長くお付き合いしている人がいて結婚間際…という方もいます。

そういった、近い将来に広い住居が必要になる場合には、購入をお勧めしているケースが少なくありません。

 

とくに収入を合算する場合、金融機関から見た信頼性や安定性は高まります。

お客様からしてもリノベーションされた広い家に住めて二人で快適に生活できるので、喜ばれるケースが多いです。

月々の家賃を少しでも安くしたい人

最後に、多くの方に当てはまる「月々の家賃を少しでも安くしたい」という思いを持っている人です。

購入の場合、合計金額が1千万円以上になることがほとんどであるため、どうしても「高額な買い物」というイメージがついて回ります。

 

実際その通りなのですが、月々の支払いに換算した場合は賃貸住宅よりも安く済む場合がほとんどです。

弊社が長く営業をしている神奈川県横浜市内にある物件を例に出すと、1LDKの駅近物件で賃貸の場合は10万円を超えることが多いですが、同じ規模・条件で購入の場合は8万円以下で済むことも。

頭金なしの場合は、敷金や礼金がある賃貸と異なり初期費用も安く済むため、直近で必要となる金銭面での負担はより軽減されるでしょう。

さらに、2023年現在は住宅ローン減税も適用されるため、固定資産税などの支払い負担も緩和されます。

 

前述のとおり、購入住宅はその最終的な金額を払い終えれば自分の資産として残るものなので、月々の支払いを軽減し、かつ形に残したいという場合におすすめさせていただきます。

借りるのではなく買うべき!4つの状況パターン

ここまで、住宅を賃貸でなく購入すべき人の特徴について解説しました。

加えて、人それぞれの状況によっても購入をおすすめするケースがあります。

以下より4つの状況パターンを紹介します。

 

1. 長期的に同じ場所に住む予定の場合
もしもお客様が現在の土地や地域に長期間(10年以上など)住む予定であれば、住宅を購入することを検討すべきです。

長期間賃貸を続けるよりも、その期間で住宅ローンを完済し、自分の資産として持てる可能性が高まります。

職場が変わろうと同じ土地に定着する場合は、購入を検討してみてください。

 

2. 独自のリノベーションやカスタマイズを希望する場合
自分の好みやライフスタイルに合わせて住宅をカスタマイズしたい場合、購入することでその自由度が格段に上がります。

とくに賃貸物件では大きな改築やリノベーションは許可されないことが多いです。

自由度を追求した場合は、購入したほうが可能性が広がるでしょう。

 

3. 家賃の代わりに住宅ローンの返済を考える場合
賃貸の場合、家賃は毎月支払うだけで将来的なリターンは期待できません。

一方、住宅ローンの返済は将来的に自分の資産となる住宅を手に入れるための一種の投資と考えられます。

もちろん、不動産投資の場合はローンの種類が異なるので注意しましょう。

 

4. 税制上のメリットを活用したい場合
多くの国や地域では、住宅ローンの利息や一定の住宅購入に関する経費が税控除の対象となっています。

これらの税制上のメリットを活用することで、年間の支出を節約できる可能性があります。

人によっては、住宅を購入することで支出が抑えられる可能性もあるでしょう。

場合によっては購入を提案!最適な選択をお手伝いします

ここまで解説したように、賃貸物件をお探しのお客様のタイプによっては購入をおすすめすることもあります。

その根底にあるのは決して仲介手数料といった打算でなく、心の底から「この方は購入のほうが幸せなのではないか?」「負担が減って楽になるのではないか?」という思いです。

結果として、今まで嬉しいお声を多くいただけていることが、弊社一同励みになっております。

 

もちろん賃貸住宅探しもお手伝いしたうえで、選択肢の一つとして購入についてはご提案をさせていただきますのでご安心ください。

同じ支払いで購入の場合はどのくらいの家に住めるのか気になった方は、ぜひ一緒にちらっと内見しにいきましょう。