分譲マンション1階ってやめたほうがいい?

分譲マンションの1階はやめたほうがいい?

マンションの1階に住む魅力をご存じですか?

多くの人が上層階の眺望や静かさを求めがちですが、1階には予想以上のメリットや魅力が隠れています。

しかし、その実態に反して「分譲マンションの1階はやめたほうがいい」といわれることもしばしば…

 

ここでは、分譲マンション1階のユニークな特徴やその日常の中での実用性について詳しく解説します。

分譲マンション購入の際は、ぜひ参考にしてください

【デメリット】分譲マンションの1階はやめたほうがいい4つの理由

分譲マンションで1階に住むメリットを説明する前に、まずは何故「分譲マンションの1階はやめたほうがいい」といわれてしまうのかご説明します。

具体的な理由としては、以下の4つです。

 

1. プライバシーの懸念

2. 害虫・害獣との接触

3. 高水準地帯の心配

4. 眺望・日照の問題

プライバシーの懸念

1階は通行人の目線の高さに位置することが多いため、窓やベランダに対する外からの視線を気にする必要があります。

これにより、カーテンやブラインドを常に閉じた状態で過ごすことが増え、自然光が部屋内に入りにくくなる可能性があるのです。

 

また道路や共用スペースに面している場合は、とくに住人や来訪者の通行音が気になるかもしれません。

防犯面においても懸念が残るため、プライバシーを確保して安全性を維持したいという人には、たしかに1階は要検討すべきだといえます。

害虫・害獣との接触

1階は地上に近いため、ゴキブリやアリなどの害虫が入り込みやすい場所になります。

とくにマンションの緑地帯や庭に近接している場合、害虫の発生源となる地面や排水溝からのアクセスが容易だという点も。

 

また、時には野良猫や小動物がテラスやベランダに来ることもあります。

これらの生物を苦手とする場合、接触を避けるための対策が必要となるでしょう。

高水準地帯の心配

大雨や台風などの天災時において、とくにマンションが低地に位置している場合、1階の部屋は浸水のリスクが高くなります。

水は低地に集まりやすいため、1階の住戸が水害の影響を受ける可能性があるでしょう。

 

ただし、天災時にライフラインが止まってしまった際は、逆に1階に住んでいるほうがリカバリーしやすいという側面もあります。

ともあれ不動産選びの際には、地域の地形や過去の水害の歴史をしっかりと確認することが大切です。

眺望・日照の問題

マンションの1階に住む場合、眺望や日照の問題が生じることも考えられます。

 

まず眺望ですが、1階の部屋は他のフロアに比べて高さが低いため、窓の外には他の建物やマンションの共有部分、例えば駐車場や緑地帯などが目の前に広がることが多いです。

これが原因で、開放感のある景色や都市の夜景など、高層階に住んでいる場合に楽しめるような眺望を得ることが難しくなります。

 

また1階は他のフロアよりも日照時間が短く、特に近隣の建物や樹木の影響を受けやすいです。

充分な日照が得られないことにより、部屋の中が湿気やすくなることや、冬場の暖房効率が低下する可能性が考えられます。

また、日光を多く取り入れることで生じる健康的な効果や気分の上昇も期待しにくくなるでしょう。

 

それらの点から分譲マンションの1階はやめたほうがいいと言われるわけですが、もちろんメリットも多くあるので次章にて紹介します。

【メリット】分譲マンションで1階を購入するのがおすすめな理由

では前章に対して、分譲マンションで1階を購入するのがおすすめな理由を紹介します。

以下5つのメリットにご興味がある方は、1階の購入を検討してみてください。

 

1. アクセスの利便性

2. 独自の庭スペースの利用

3. 地震・火災発生時の安全性

4. 転落事故のリスク解消

5. 下の階への騒音配慮が不要

アクセスの利便性

1階は出入りが容易で、エレベーターや階段を利用することなく直接アクセスできます。

エレベーターの待ち時間が皆無というのは、日常の移動や急ぐ時に非常に助かるでしょう。

 

とくに恒常的に重い買い物袋を持っていたり、乳幼児を抱っこしていたりする親御様、高齢者の方などの移動の負担が軽減されます。

また緊急時の避難も迅速に行える点は、安全面での大きなメリットと言えるでしょう。

雨の日や暑い日など、一刻も早く室内に入りたいときにその利点はさらに際立ちます。

独自の庭スペースの利用

多くの1階マンションには、プライベートな庭やテラススペースがあります。

このスペースでは家庭菜園を始めたり、子供やペットの遊び場として活用したり、またバーベキューを楽しむエリアとしても使用可能です。

四季折々の風を感じながら、自分だけの空間を楽しむことができるでしょう。

 

そういった様々な用途に使える専有スペースがあるというのは、1階に住む大きなメリットだといえます。

地震・火災発生時の安全性

地震発生時、高層階に比べて1階は揺れが比較的少ないと言われています。

これにより、家具や電化製品の転倒リスクを低減させることができ、地震の恐怖を少しでも軽減することが可能です。

 

また、火災やその他の緊急事態が発生した場合も、1階であれば各所から迅速に避難することができます。

お子様や高齢者がいる家庭にとって、この点は非常に安心感があるでしょう。

 

災害に対するリスクヘッジを考慮した場合、低層階ほど安全性は上がるのです。

転落事故のリスク解消

マンションの高層階にお住まいの場合、とくに小さなお子様やペットがいるご家庭では、窓やバルコニーからの転落事故を心配されることが多いです。

しかし、1階に住む場合、このような転落事故のリスクは大きく低減されます。

 

多くの家庭では夏場に窓を開け放つことで風通しを良くしようとしますが、それが原因での転落事故は少なくありません。

今でこそほとんどの住宅に落下防止阻止が設けられているものの、意味をなさないこともあるでしょう。


その点1階の場合、窓やテラスを開け放つことによる危険性はほとんど考えられません。

これは家庭の安全面を重視する場合、子育て中のご家庭やペットを飼っているご家庭にとって大きな安心材料となります。

下の階への騒音配慮が不要

マンション生活では、上階からの騒音や振動はよく取り沙汰される問題の一つです。

とくに子育て世代や趣味が音楽の方、ペットを飼っているご家庭では、この問題は避けられないものとなっています。

 

しかし1階にお住まいの場合、下の階を気にする必要がありません。

お子様が家の中で元気に駆け回ったり、音楽を楽しむ時にボリュームを上げても問題なし。

ペットが自由に動き回ることができる等、日常生活をより自由に、そしてストレスフリーに過ごすことが可能となります。

 

これは他の階では難しい、1階ならではの大きなメリットと言えるでしょう。

分譲マンションの1階購入には魅力が沢山!

ここまで解説したように、分譲マンションの1階には魅力が沢山あります。

もちろん「やめたほうがいい」とされる要素も多々あったものの、人によっては考慮しなくてもいい点であるため、各々の状況に合わせることが大切でしょう。

 

物件ごとにメリットは異なるものですので、個別の住宅についてより詳しく知りたい方は是非お気軽にお問い合わせくださいませ。